2011年2月15日火曜日
宮﨑あおい
芽衣子のスタートとなる歌とギターは私も初めての挑戦でした。 ライヴシーンでスタッフさんとメンバーと一緒にやり切れて、とても達成感を味わえました。
種田の想い、メンバーの想い、アイちゃんの想い、それぞれの想いが観て下さる方に何か一つでも心に留まるものがあったらいいなと思います。
高良健吾
「ソラニン」は特に、一人一人の「ソラニン」があると思う。もちろん僕の「ソラニン」もある。
その「ソラニン」に出てくる誰からも愛されるべきキャラクター、種田を演じる自信が全くなかった。本当になかった。好きすぎて恐怖があった。
でも、やった。種田も色んな事に自信がなかったから。種田は途中でいなくなるけど、僕も赤信号でもいこうと思った。
映画と漫画は別物だと僕は思う。線が生の人間になる。動く、音がある。
でも、映画「ソラニン」の根にあるものは、みんなの「ソラニン」とブレはなく、映画館にあると思います。
きっと。
桐谷健太
とにかく『ソラニン』はバンドをしながらも日常を普通に生きる普通の若者を普通に演じようと思った。
すると普通って何なのかわからなくなった。
無心でドラムを叩いて、周りに仲間がいて、悲しさと喜びがあって。ただ生きてるってだけでいいかもと本当に思えた。
芝居をしながらもバンド仲間ってことに嘘はなくて、盗み撮りされてるような。
そんな感覚に陥りましたね。
『ソラニン』が少しでもあなたの心を撫でてくれたらと、心から願います。
近藤洋一(サンボマスター)
20代の前半。その頃にやって来た葛藤の殆どは、きっと様々な「さよなら」に纏わることだったんだと改めて気付かされました。
その理由なんていまだによく分からないまま。
さよならを告げられたり、さよならを告げなきゃいけなかったり、さよならも告げられずに失ってしまったり。
僕はソラニンの世界を知っていました。だってあの頃の事だもの。
伊藤歩
原作者 浅野いにおさんは私と同じ年。
初めて原作の漫画と台本を読ませていただいた時に…なんだか私自身の日々で起こっている、小さくって切なくって、でも、とても大切な事がリアルにゆる~く活々と描かれていて、不思議な気持ちになりました。
撮影現場もキャストのみんなの雰囲気もやさしくて、心地がよくて笑顔の絶えない素敵な現場だったのを覚えています♥
この映画に出逢えて、携わることができて嬉しかったです。
観に来てくださった皆さんに“ソラニン”が伝わりますように…
愛をこめて…
本作の重要な要素となる音楽。物語にそっと寄り添うような劇伴はentが担当。メインテーマ「ソラニン」とエンディングテーマ「ムスタング」を歌うのは、ASIAN KUNG-FU GENERATION。種田の想いを書き下ろした楽曲「ソラニン」は芽衣子が歌う重要な曲にもなっている。原作にインスパイアされてレコーディングされた「ムスタング」も、「ムスタング(mix for 芽衣子)」として新たに蘇った。
若く才能あふれるキャスト、クリエイターの奇跡のコラボレーションが“青春のヒトコマ”を奏でる。
『ソラニン』
原作:浅野いにお「ソラニン」(小学館ヤングサンデーコミックス)
監督:三木孝浩(第1回監督作品)/ 脚本:高橋泉
出演:宮崎あおい 高良健吾 桐谷健太 近藤洋一(サンボマスター) 伊藤歩
(c)浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会 写真:太田好治
4月3日(土)全国ロードショー
http://solanin-movie.jp/
明日への歌声が胸を焦がす、感動の青春恋愛映画
自由を求めて会社を辞めた芽衣子と、フリーターをしながらバンドを続ける種田。
未来に確信が持てず、寄り添いながら東京の片隅で暮らす二人。
だが、芽衣子の一言で、種田はあきらめかけた想いを繋ぐ。
種田はバンド“ロッチ”の仲間たちと新曲「ソラニン」を完成させ、レコード会社に持ち込むが、反応のないまま日々は過ぎていく。
そんなある日、種田がバイクで事故にあってしまう。遺された芽衣子は--。